欲は水の深きが如し
七情の内 怒と慾との二 尤徳をやぶり生をそこなふ
忿を懲し 慾を塞ぐは易の戒めなり
忿は陽に属す 火のもゆるが如し
人の心を乱し元氣をそこねるは忿なり 押さえて忍ぶべし
慾は陰に属す 水の深きが如し
人の心をおぼらし元氣をへらすは慾也 思ひてふさぐべし
(source : 『貝原益軒養生訓』)
喜び・怒り・憂い・思い・悲しみ・恐れ・驚きの七つの感情と
耳・目・口・鼻・身・意の六欲
耳が何故「欲」?
この疑問に答えるように
益軒は続けて「慾とは耳目口體(体)のむさぼり好むを云う」と論じています
この「欲」に関する記述
深くて暗い底なし沼へゆっくりと溺れていく・・・
そんな一コマが浮かんできて 大きな戒めとなりました
仙台市青葉区の鍼灸院
かなやはり灸治療院のブログ
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