治療のこと
鍼治療のこと
通常使用する鍼は長さ40ミリ太さ0.18ミリの滅菌済みのステンレス鍼です。この髪
の毛ほどの太さの鍼を患者さんひとりひとりに合った方法で刺鍼していきます。
はじめて鍼治療を受けるかたは「あれ?」と思われるかもしれません。肩こりや腰痛が、肩や腰だけではなく手や足への鍼で軽減します。これが鍼治療の興味深いところです。
「鍼はちょっと・・」というかた、赤ちゃんや小さいお子さまには刺さずに皮膚を刺激する「てい鍼(ていしん)」や円形のシールに1ミリ未満の鍼が付着している「円皮鍼(えんびしん)」などで治療いたします。ご相談ください。
灸治療のこと
モグサを米粒大の大きさと糸状に撚った物です。強くひねるとピリッと、ふわっと乗せるとあたたかくからだに入ります。
のせるタイプの温灸。セルフケアにおすすめです。
モグサいろいろです。色の濃いモグサほど熱いのです。
「お灸をすえる」という言葉がありますが、実際にはとても気持ちのよいものです。
お灸はモグサを米粒大あるいは糸状に撚り線香で火をつけます。米粒大の場合はおおむね80パーセント燃えたところで火を消します。
たとえば心や体が疲れていたり、全体的に力がないときはこの方法をとります。
じんわりあたたかく気持ちのよい熱が、からだ全体に伝わります。また腫れや痛みが強いときは糸状のモグサで効果的に熱を透します。
とくに膝の疾患には効果的です。また、温灸と呼ばれる筒状の灸や棒状の灸なども使用します。