話しを聴くということ
困難な問題に当たったとき誰かに相談したり また相談されたり
という経験をおもちの方は多いと思います
経験豊かであればあるほど相談を受けたときに助言したくなるものですが
ごの助言が問題を抱える人を苦しめ 解決を阻む場合もあるのです
カウンセリングを学び始めの頃「私の枠組み」あるいは「私の価値観」の出現に苦しみました
そんなつもりはなくとも相手の行動や考えを「私の価値観」のなかで「評価」し
「私の理想的な解決」へと導こうとしてしまうのです
でもこれは「私の解決法」であって相手のものではない
ではどうしたらよいか
丁寧に話しを聴いていくと本当はどうしたいのかを語っているのが見えてきます
問題と思っていたことが実はそれほど重要でなくて 本質は別の所にあることに気付くこともあります
本当の問題は何か どうしたいのか どうすればよいのか
それをすべて知っているのは問題を抱えている本人だけです
相談を受けたものは話しに耳を傾け 頷き 決して評価することなく
相手が問題を解決する力を持っていることを信じてそのときを待つ・・・
起きることさえわからない未来の問題に気をもむよりも
その決断を信じて見守ることが
本当の意味での助けになると思います
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