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元氣と労働

養生の術は つとむるべき事をよくつとめて

身をうごかし 氣をめぐらすをよしとす

つとむべき事つとめずして 臥す事をこのみ

身をやすめ おこたりて動かさざるは 甚養生に害あり

久しく安坐し身をうごかさざれば 元氣めぐらず食氣とどこほりて 病起こる

(source : 『貝原益軒養生訓』)

 

養生に関する本を読んでいると

食事の大切さと共に 体を動かすことが長生きにつながるという記述に多くあたります

体を動かすとは積極的な運動ではなくて

「父母につかへて力をつくし 君につかへてまめやかにつとめる」ことだそうです

そして

「婦女はとくに内に居て 氣鬱滞しやすく病生じやすければ わざをつとめて身を労働すべし」

「おや しうと 夫によくつかへてやしなひ おりぬい うみつむぎ 食品をよく調るを以 職分として 子をよくそだて つねに安坐すべからず」

と非常に耳の痛い文面が続きます

 

なるほど身近な 元氣で長生きのご婦人には

座ることなく常に動いていらっしゃる方が多い

当然家の中もきちっとしていて 常に人の出入りがあることに気づきます

 

便利な道具がたくさん生まれ家事の時間が短縮された利点がある一方で

体を動かすという点から考えると貴重な時間を失ったのかも知れません

動かないでいることは病を発生しやすくする

毎日の家事労働が適度に体を動かして氣を巡らせることにつながる・・・

 

床を本気でぞうきんがけしたら

ヨガ1レッスンを楽に超える運動になりそうですね

 

 

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