その先の道へ
人身は至りて貴とく重くして 天下四海にもかえがたき物にあらずや
身命と私慾との軽重をよくおもんばかりて 日々に一日を慎み 私慾の危うきを恐るる事
深き淵にのぞむが如く 薄き氷を踏むが如くならば 命ながくして つひに逾・ネかるべし
(source : 『貝原益軒 養生訓』)
必要な人に届くことを最優先する(たとえそれが誰かの私慾に利用されると分かっていても)
目立たない地味な作業を続けてくれる人にほど最大限の感謝を
震災以来のボランティア活動は仕事ではありません
また仕事に結びつくことでもありませんし そういった期待もしていません
どちらかといえば地域施術者の営業の邪魔にならないことを気遣います
そんな中で継続させには 協力者・支援者にネガティブな気持ちを抱かせないことが必須です
しかしながら現実は色々な思惑が渦巻いて 時に足を取られることさえあります
益軒のいう私慾とは「飲食色慾」ですが
結局どのような慾もここに帰るような気がします
それでも
「萬の事つとめてやまざれば必ずしるしあり
春たねをまきて夏よく養へば 必ず秋ありてなりはひ多きが如し」
という言葉を信じて前に進むほかありません
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