漢方と鍼灸
昨日のブログで取りあげた「薬膳」
これは所謂「漢方」の考え方がベースとなっています
中国や韓国で鍼灸治療を行う者は薬材を扱うことができます
(残念ながら日本の針灸師はできない)
病態をあらわす「証(しょう)」を決め
薬材による治療も鍼灸治療もその証に応じて行っているからです
あたりまえですが薬材と鍼灸は同じ効果を目指していることになります
ですから本来 鍼灸治療を行う者は 薬材(漢方薬)について避けては通れないのです
たとえば悪寒、無汗、肩背のこわばりを伴う風邪のとき葛根湯を処方されますが
処方された人は「葛根湯証」という共通の病態なのです
(当然 鍼灸治療でも この証を踏まえた配穴を行います)
どんな風邪にも葛根湯が効くわけではなく「葛根湯証」に葛根湯が効くのです
漢方薬の代表的な効能に「薬性」「薬味」があります
「薬性」は体内での反応をもとに薬材の性質を分類したもので
「寒性・涼性・平性・温性・熱性」があります
一方「薬味」は味の分類で
「辛味・酸味・甘味・苦味・鹹味」
実際にはこれに「淡味」が加わります
と ここまで書きましたが
長くなりましたのでこの続きは明日へ・・
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