若者が熟睡できるのは
老人は臥して寐ねず、少壮は寐ねて醒めるざるは何ぞや
少壮は血気盛ん、肌肉滑らかに、気道通じ、栄衛の行常を失わず、
故に昼日は精らかにして、夜は醒めざるなり
老人は血気衰え、肌肉滑らかならず、栄衛の道渋る
故に昼日は精らかなること能わず、夜は寐ぬること能わざるなり
故に老人は寐ぬること得ざるを知るなり
(source : 『難経 四十六難』)
年齢に関わらずツꀀ 体調の悪いときは肌の色艶が悪くなることが多い・・・
これを東洋医学ではツꀀ 氣や血が衰減し
営気(えいき)とよばれる脈管中を運行する精気や
衛気(えき)という脈外を巡る陽気の運行が失調してしまうことによる と考えます
このような状態になるとツꀀ 眠れなかったり寝ても途中で目覚めたりしてしまうのです
十代の若者のほとんどは 血気が盛んで肌の色艶もよい
栄衛の運行も順調であるためツꀀ 昼間の精神はさわやかで旺盛
夜はぐっすりと眠って醒めることはない↑のだそうです
十代に戻ることはできませんが
衰減した気血を補い 営気衛気を流してやれば不快な症状を取り除くことは可能です
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