症状でなく証をみる
漢方薬への印象は大きく二通りに分かれるようで
先日たまたまお話しした方は
飲みにくいとか効かないというツꀀ ネガティブなイメージをお持ちでした
最近ツꀀ エキス剤の漢方薬でも「証」がぴったり合えば
症状だけでなく性格にもよい影響を与えることを目の当たりにし
目が開かれた思いです
ここで注意しなくてはならないのはツꀀ 症状から薬を選ぶのは案外難しいということ
○○には△△が効くという分類は一見ツꀀ 手軽で便利そうなのですが
漢方薬は本来 Aさんの○○には△△が効きツꀀ Bさんの○○には××でないと効かない
というものなのです
つまり同じ○○という症状を抱えていても 人によって原因は異なり
その原因の根底にあるのが疾病の本質「証(しょう)」なのです
日本の鍼灸師は残念ながら薬剤を処方することはできませんが
「証」をとらえて治療を行うことに変わりはありません
今回の経験は「不足は補いツꀀ 過剰は豕サす」という基本治療をきちっと施すことが
「治す」ための近道ということを再認識しました
さらにツꀀ 人は自然の一部であることをいつ何時も忘れてはならない・・・
そんな風にも感じました
コメントを書く