二十四節気 小満
陽気が高まる頃ツꀀ 小満(しょうまん)
新緑と花とがやさしい色を成しています
なかでもこの牡丹!
治療室からも見える位置に咲き誇るこの大輪の花は
低木の植物で その根の皮が牡丹皮(ぼたんぴ)といって
消炎・解熱・鎮痛に薬効がある生薬として使用されています
そして牡丹とよく比べられる芍薬(しゃくやく)
こちらは木ではなく草ですが根を刻んで用いるそうです
『新本草備要』には赤芍薬と白芍薬にわけてそれぞれ
「逖を散じ、血を活し、腫瘍を治する、また鎮痛調経の薬たり」
「腹痛、痢疾等の症に用い、また解熱の作用があり、感冒と肺病に用い、婦人の調経薬中にも用いる」
とその主治を説明しています
女科の要薬といわれる当帰とあわせた当帰芍薬散が
安胎や更年期障害などツꀀ 女性のための良薬といわれる理由はここにあります
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