傷寒論のなりたち
後漢の医学書『傷寒論(しょうかんろん)』
張仲景が著したとされています
現在でも漢方薬治療の指針となっているこの書
漢方医の大塚敬節氏によるとツꀀ その序文になりたちのヒントがあるそうです
「私の身うちは、もとから多くて。二百あまりもあったが、建安元年から十年もたたないうちに、その三分の二が死んだ。しかも十中の七は傷寒にかかって死んだのであった。そこで、むかし救うこともできないで死んで逝った人々のことを思いだし、古人の教訓を探し求め、また多くの薬方を集めて、傷寒卒病論を作った。」
氏によると「傷寒とは重篤な伝染性の流行病でツꀀ おそらくは腸チフスではなかったか」
とのことです
(『臨床応用傷寒論解説』より)
現代にも伝わるほどの文献には
つらい現実を背景にツꀀ それを乗り越えようとする強い意志と
使命感のようなものを感じます
仙台市青葉区の鍼灸院
かなやはり灸治療院のブログ
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