支援者のための復興セミナー
昨日 若林区主催の
支援者のための若林区復興情報セミナー
~若林区の復興の現状と課題~
に出席しました
若林区内の仮設住宅でボランティア活動を行っている団体の60名強が集まりました
復興の進捗状況を把握する目安のひとつとなるのが「現地再建」
現在、同区内では
7割が震災前に居住していた付近に戻り 残り3割も近く戻る予定(戻りたい含む)地区がある一方で
被害の大きかった所では
2割がすでに戻り 2割が戻る予定(戻りたい)だが 残る6割は決めかねているという地区や
9割の人が移転したいと考えている地区があります
ここで問題なのはこの割合そのものよりも
春先に行った調査から数値にほとんど変化が見られないことなのだそうです
つまり「現地再建が進んでいない」ことに問題があるのです
その理由としては
①経済的問題
②家族間の意見の相違
③安全対策、生活基盤となる施設整備の遅れに不安を持っていること
が考えられ
なかでもこの③を少しでも解消するために 現在支援活動を行っている我々の力を借りたいということでした
支援者が堤防や避難道路、田畑の整備計画についての知識を得ることが
被災者が持つ将来への不安を取り除く一助になるのでは という考えからこの企画につながったようです
区のこのような企画には賛否両論があるかも知れません
でも私は当時の区職員の方々の不眠不休での働きを見ているので
一刻も早く再建させたいという願いが伝わってくるのです
今必要とされているのは物資など目前の不足ではなく
生活再建という大きな目標に向かって 「見通し」がたつということ
必要な支援も「与える」から「再建へのサポート」へと変化しています
いずれにしても支援はまだまだ必要であり
残念ながら支援者は不足しています
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