お灸のちから
人の身に灸をするはいかなる故ぞや
曰く 人の身いけるは 天地の元氣をうけて本とす
元氣は陽氣なり 陽氣はあたたかにして 火に属す
陽氣はよく萬物を生ず 陰血も亦元氣より生ず
元氣は不足し 鬱滞してめぐらざれば 氣へりて病生ず
血も亦へる然る故火氣をかりて 陽をたすけ 元氣を補へば 陽氣発生してよくなり
脾胃調ひ 食すすみ 気血めぐり 飲食滞塞せずして陰邪の氣さる
是ツꀀ 灸のちからにて 陽をたすけ 気血をさかんにして 病をいやすの理なるべし
(source :『貝原益軒 養生訓』)
お灸は 「あたためるもの」 と思っていませんか?
もちろんツꀀ 冷え症の改善にも効果はありますが
あたためているわけでもないのです
あたためて改善させるのは「棒灸」や「温灸」というツꀀ 比較的多くのモグサを使うとき
いわゆる「お灸」はツꀀ ここ!というポイントへの熱刺激が
病の原因となっているところの血行を促しツꀀ 調子を整えるよう働きかけているのです
お灸がとくに力を発揮するのはツꀀ 心身が消耗しているとき・・・
疲れて疲れてしかたがないようなときなど
元気を補いツꀀ 力を与えていきます
花が咲いた後ツꀀ 肥料をやりますよね
そんな感じでツꀀ 体にお灸をする習慣があればツꀀ いつも元気でいられるのではと思います
仙台市青葉区の鍼灸院
かなやはり灸治療院のブログ
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