電話:022-277-7682 9:00~17:00(16時受付終了) 休診日:水曜日・日曜日・祝日

陰と陽

天地なる者は 万物の上下なり

陰陽なる者は 血気の男女なり

左右なる者は 陰陽の道路なり

水火なる者は 陰陽の微兆なり

陰陽なる者は 万物の能始なり

故に曰く 陰は内に在りて 陽の守なり

陽は外に在りて 陰の使なり(『黄帝内経素問 陰陽応象大論篇』より)

 

仮に世界を円とすると 陰と陽は直線によって1/2されるのではなく S字状に区分けされたかたちで存在している と考えます

 

夏至や日中は陽のピークとなるが陰が最も少なく

冬至や夜中は陰のピークとなるが陽が最も少ない

 

相反する同士でありながら 互いにひかれ合い補い合い

また陰は極まれば陽となり 陽は極まれば陰となり お互いを生み出すもとともなっている

 

人の体においてはこの陰陽を調和させることが最良の養生法であると説いています

 

季節や一日の陰陽の動きとかけ離れる生活をしたり

煩労によって陽気を高ぶらせると 精の衰退をもたらし

大怒によって陽気を乱し気血の通りを悪くすると 相対する陰気も絶し

また 陰陽が離決すれば精気も絶することになります

 

だから聖人は

無為のことをなし

恬澹(てんたん)の能を楽しみ

欲に従いて虚無の守に快にす

 

自然にあるがままふるまい、物事に執着せず心やすらかで欲をもたず、心の赴くままに「持たないこと」を楽しんで生きると

 

「寿命無窮(永遠)にして 天地とともに終う」

のだそうです

 

寿命無窮とはいかなくても

毎日を楽に過ごせるヒントがありそうですね

 

 

 

 

PAGE TOP