仙台市の鍼灸院:かなやはり灸治療院

七草粥

今日は七草

「七草なずな 唐土の鳥が日本の土地に渡らぬ先に」

と唱えながら七草を包丁で叩き七草粥をこしらえます

疫病払いと健康を祈る儀式的役割もあるようですが

お正月のごちそうに疲れた胃腸をいたわる一食にもなります

 

 

傷寒論という中国古典の漢方薬専門書に

さむけがして熱が出て鼻がふさがるといういわゆるカゼの初期の処方のところに

「薬を飲み終わって少し経ってから、熱いうすい粥を一合あまりすすって、

薬力を助けてやるとよい。

この場合布団をかぶって温覆して、全身から汗がにじむようにするとよい」

という記述をみつけました

 

この場合のお粥は薬の効果を高めるために使われています(◎0◎)!

普段でもお粥をすすると即効でからだが暖まり うっすらと汗ばみますが

とくにからだが冷えているときや寒い日の外出というときなどは

お粥で中から温めておくと病の入る隙を与えません

 

養生訓然り傷寒論然り

お粥を効果的に生かす方法を教えてくれています

 

 

 

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