耳鍼(耳つぼ)とは
耳鍼は1950年代に フランスのP.ノジェが考案した刺激療法です
耳に胎児の姿を投影し該当する部位を刺激することで 体内外を治療しようとしています
中国の古典医学書である黄帝内経には
「耳は宗脈の集まりなり」(『黄帝内経霊枢 口問篇』)
という記述がありますが
実際に耳には 大腸経 三焦経 小腸経 胆経 の経穴が配置され
胃経 膀胱経も近くを通過しています
耳はり 耳ツボという形で鍼灸師以外でも使用することがあるようですが
耳は化膿しやすいのでその施術には注意が必要です
すぐ手の届くところに存在するので まずはセルフマッサージ
耳たぶから 外側を上にすりあげていくと順に肩→腰のポイントにあたります
肩こりや腰痛のある方はかなりの痛みを感じるはずです
ここを気づいたときにもんでみるのもよいかも知れません
前出のノジェは
古代の「耳介に焼灼して坐骨神経痛を治した」という伝承法をヒントにこの療法を開発したそうです
手や足と同様に投影治療方法のひとつとして今後も利用されていくでしょう
(参考『経穴マップ』)
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