嵐の夜に
凡そ刺の法は必ず神を本とす
血脈営氣精神は、此れ五蔵の蔵する所なり
其の淫豕・iいんいつ)、離蔵するに至っては則ち 精失し、魂魄飛揚し、
志意悗乱(ばんらん)し 知慮身を去るは何に因って然るか
天の罪か、人の過ちか
(source : 『黄帝内経霊枢 本神篇』)
五臟は肉体を維持するだけでなく 正常な精神活動をも担っている
それが激しく動揺すると
肉体や精神をしっかりつなぎ止めることができなくなる
宿をなくしたものたちは 体内を自由に飛遊するがツꀀ混乱し消耗してしまう
この動揺のきっかけとなるのが「天の罪」あるいは「人の過ち」・・・
不調の発症時期を問診すると 「震災以来」という答えは相変わらず多いのですが
鍼には蔵を離れた精神魂魄を引き戻す力があるようです
人は天変地異には抗うことはできませんが
過ちをただすことならできそうです
それが反省であり養生なのだと思います
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