老を養ふ
老ての後は、一日を以て十日として日々に樂しむべし
常に日をおしみて一日もあだに暮らすべからず
世のなかの人のありさま、わが心にかなはずとも、凡人になれば、さこそあらめと思ひて、
わが子弟をはじめ人の過悪をなだめ、ゆるしてとがむべからず
いかりうらむべからず
(source : 『貝原益軒 養生訓』)
今日は敬老の日
貝原益軒の養生訓には「養老=老を養ふ」という巻があります
年をとってからの心得について
気の持ちかたツꀀ 食事ツꀀ 所作に至るまで事細かに書かれています
若き日と比べるとツꀀ 氣が少なくなっているため
その氣をさらに減らさぬよう過ごすことが大事のようです
「第一いかるべからず うれひかなしみ、なきなげくべからず
第一心にそむかず、心を樂しましむべし・・・」
今日のような大荒れの天気では
「外に出べからず 斯る時は内に居て、外邪をさけて静養すべし」
とのことです
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