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津と液

閻ꀀ理を発泄し 汗出づること豌オ秦 豌オ秦たり 是を津と謂う

穀入り気満ち 豺籾Vとして骨に注ぎ 骨属屈伸す

洩れ澤おして脳髄を補益し 皮膚潤い澤かなり 是を液と謂う

(source : 黄帝内経霊枢 決気篇)

 

気 血 ときて津液(しんえき)です

血以外のすべての体液は「津」と「液」に分類されます

「津」はサラサラとした水分で皮膚や筋肉など比較的浅いところを巡り潤いを与えます

また汗や尿となって老廃物や熱を体外に排出する働きをもちます

一方「液」は体内の深いところを巡る粘り気のある水分で骨や髄 臓器などを潤します

目鼻口の粘膜や関節に潤いを与えるのも「液」の仕事です

 

津液の過不足や巡行の異常は不調となって現れます

たとえば不足は便秘や皮膚粘膜の乾燥 不眠や痩せに

過剰は関節痛 だるさ 下痢 頭痛や湿疹につながります

 

 

東洋医学には「湿(しつ)」という言葉があるのですが

これは水気が停滞する病証をあらわします

「湿疹」は梅雨時に悪化する感じがしませんか?

「湿疹」は「湿」の余り

過剰な水分が悪さをするのです

また反対に乾燥が強い時期も皮膚の状態は悪くなりますよね

正常に津と液が働いて適度に体表を潤す状態を保つことが理想なのです

 

 

津液を意識すると食や生活も変わってきます

体の状態から過不足を確認しつつ適切に入れて適度に出す

 

私をつくるのは私です

 

 

 

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