梅雨の養生法
其の志は思となる
思は脾を傷るも、怒は思に勝つ
湿は肉を傷るも、風(ふう)は湿に勝つ
甘は脾を傷るも、酸は甘に勝つ (黄帝内経 素問『五運行大論篇』より)
雨は土の気に力をあたえて 万物の生長をさらに促します
でも それが過剰になると
手足の冷えや腹痛、気持ちが憂鬱になったり、からだが重だるくなったりする・・・
この考え方のベースとなるのが「五行説」です
すべての事柄を「木・火・土・金・水」にあてはめて説明しようとするものです
この「五行説」についてはいずれ触れますが
ここでは シンプルに
梅雨に冷えやからだの重だるさを感じたら 甘いもののとりすぎに注意する
気持ちが憂鬱になるのは季節のためと考えて あまり思い悩まないようにする
できれば気持ちを奮い立たせ
夏至に向かってピークに達する陽の気とともにあるイメージをもてば
自然とからだがうごくのではないでしょうか
万物の生長に欠かせない梅雨
こころもからだも
雨とともに ぐんと生長する つる のように
のびやかに