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悪を去り善を行う

生を養ふ道は、元氣を保を本とす。

元氣を保つ道二つあり。

まづ元氣を害する物を去り、又元氣を養ふべし。元氣を害する物は内慾と外邪となり。

すでに元氣を害するものをさらば、飲食動静に心を用ひて元氣を養ふべし。

たとへば田をつくるが如し。

まづ苗を害するはぐさを去て後、苗に水をそそぎ、肥をして養ふ。

養生も亦かくの如し。まづ害を去て後、よく養ふべし。

たとへば悪を去て善を行ふがごとくなるべし。養ふ事を多くす。

是養生の要なり。つとめ行ふべし。

(source : 『養生訓』)

 

「悪」という程もないけれどツꀀ 自分にだけわかる心のひっかかり

これをどうしたらよいのか 悶々としていました

 

何にせよ 引っかかりは養生を阻む

ひとがどう感じるかではなくて

その行為を自分がどう捉え 「悪」であれば悪の「善」であれば善の結果があるのみ

自分はごまかせない

益軒の言葉に答えがありました

 

 

 

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