ヒッグス粒子 発見か
陰陽なる者は 天地の道なり
万物の綱紀 変化の父母
生殺の本始 神明の府なり
(source : 『黄帝内経素問 陰陽応象大論篇』)
60年代にピーター・ヒッグス氏によって存在を予言された ヒッグス粒子
17種類あるとされる素粒子のひとつで 人為的にビッグバンを起こす実験で ほぼ発見されたと言ってよい状態だそうです
ヒッグス粒子が 飛び回る素粒子にまとわりつき「動きづらさ」を与えることで質量が生まれ
この質量がなければ宇宙を構成する全ての星や生命が存在していないと考えられることから「神の粒子」と呼ばれています
一方 中国の古典『黄帝内経』では 宇宙や生命の起源として「陰陽」の存在をあげています
陰陽には「対立」「依存」「消長」「転化」という特徴があり
それが物質の運動と変化(物の生ずる之を化といい、物の極まる之を変という)を促していると考えているのです
対立し制約しながら結びつくという陰陽の基本的属性が宇宙・生命を誕生させたと考える・・・
また「消長」とは量的な変化の過程を
「転化」とは量的な変化による質的な変化の理論を意味する・・・
短絡的では?と指摘されても
今回の物理学史に残る大発見と 古代中国の哲学との関連を考えずにはいられません
古代の人は知っていた
知っていたからこそ 宇宙に、自然に合わせる生き方を選択をした
振り返って 現代人はどうでしょうか
今度こそは驕った考えを持つ者が現れないように
神秘の領域を冒すことがないように・・・
未来 あの発見は生かされたと言われたいですね
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