霍乱(かくらん)
ウイルス性の腸炎はロタウイルスやノロウイルスなどがあり
現在流行中のノロウイルスでは1から3日の潜伏期の後、嘔吐と下痢に加え、
頭痛、筋肉痛、発熱など感冒症状を伴うことが特徴である
(参考『今日の治療指針』)
傷寒論の辨病霍乱篇には
「病に霍乱あるとは何ぞや。答えて曰く、嘔吐し利す。これを霍乱と名づく。」
「発熱、頭痛、身疼、悪寒、吐利を病む者、此れ何の病に属するや。此れ霍乱と名づく、霍乱は自ずから吐下し、又利止んで、復発熱するなり。」
と非常によく似た症状が「霍乱」として上げられています
そして
「吐利(霍乱)し、頭痛、発熱し、身疼痛し、熱多く水を飲まんと欲する者は、五苓散之を主る」
と処方の指針を示しています
現在も医師が漢方を処方するときのベースはこの傷寒論にあります
専門機関を受診し「証を立て処方」の手続きを踏むと漢方の効果を実感できるかも知れません
コメントを書く