邪は浅いうちに討て
百病の始めて生ずるや 必ず皮毛に於てす
邪之に中れば則ち閻ꀀ理開き 開けば則ち入りて絡脈に客す
留まりて去らざれば 伝わりて府に入り 腸胃にあつまる
邪の始めて皮に入るや 泝然として毫毛を起こし 閻ꀀ理を開く
其の絡に入るや 則ち絡脈 盛にして色変ず
其の入りて経に客すや 則ち虚に感じて乃ち陥下す
(source : 『黄帝内経素問 皮部論篇』)
皮膚の状態を診察することはツꀀ 病を把握する上で最も大事なことの一つです
目視ではツꀀ 毛並みや色ツꀀ つやツꀀ 血管の状態
触ってはツꀀ ざらつきや冷えツꀀ 凹凸などツꀀ 他とは異なるサインを捉えます
カゼの引き始めに背中がぞくぞくしたりツꀀ 鳥肌や毛が逆立つような感じがするのは
風邪(ふうじゃ)が表面を襲っているから
この段階でブロックすれば事なきを得ますが
放っておくと体内に入り込みツꀀ 腸胃に集まります
邪は段階を経て大病に変化するのです
体表にいる間に早めに治療すべきなのはツꀀ 言うまでもありません
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