往古人 禽獣の間に居し 動作して以て寒を避け 陰居して以て暑を避く
内に闔ァ暮の累なく 外に伸官の形なし
此れ恬澹の世 邪深く入ること能わざるなり
故に毒薬も其の内を治すこと能わず 鍼石も其の外を治すること能わず
故に精を移し祝由して巳ゆるべし
(source : 『黄帝内経素問 移精変気論篇』)
中国古典医学書の『黄帝内経』
そんな古い書物にもツꀀ 昔の人は・・・それにくらべて現代の人々は・・・という一文があります
昔の人は生き方が単純で
狩猟で生活しツꀀ 寒ければ動き暑ければ陰で過ごす
思い煩うこともなくツꀀ 出世のために心身をすり減らすこともない
精神が安定しているため 邪が襲っても体の奥深く入ることがない
現代の人はその対極の生き方をしているためツꀀ 季節の変化にも順応できず
邪に襲われやすく なかなか病が治らない・・・と
「病が治らない」とツꀀ 色々な方法を試してみるのもよいですが
実は足し算ではなくツꀀ シンプルな生活を取り戻すことが大事なのかもしれません
仙台市青葉区の鍼灸院
かなやはり灸治療院のブログ