吉益東洞
腹は生あるの本なり
故に百病は此に根ざす
是を以つて病を診するには 必ず其腹を候う
(source : 『医断』吉益東洞)
東洋医学のイメージのひとつに
「神秘的」というのがあります
陰陽や五行という普段は使わない概念をベースに
見立て・治療を行う様子がツꀀ まじないや占いを連想させるからでしょうか
国家試験の勉強中によく目にした名前ツꀀ 吉益東洞(よしますとうどう)
「江戸中期の医師で古医方派」と暗記した覚えがあります
昭和の漢方医の書籍を読むうちツꀀ 東洞にあたりました
氏がいなかったら
現在医師が病院で漢方薬を処方することもなかったのでは・・と思ってしまいます
賛否両論ありますがツꀀ 東洋医学の神秘的な部分を排除し
より再現性のある診断を確立しようとした
理論ではなく診察が大事と説いた人物です
東洋医学を学んで突き当たる「?」がどこにあったのか
糸口をつかめたような気がします
ちなみにあの華岡青洲は東洞の長男 南涯の弟子だそうです
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