仙台市の鍼灸院:かなやはり灸治療院

便秘と不妊(未妊)

盛んなれば則ち之を豕サし 虚すれば則ち之を補う

熱すれば則ち之を疾くし 寒すれば則ち之を留む

(source : 『黄帝内経霊枢 経脈篇』)

 

便秘のことを東洋医学では「大便秘結(だいべんひけつ)」といい その原因を

辛い物の多食などでおこる「熱証」(臓腑に熱邪が侵入)

環境の変化やストレスによっておこる「肝気鬱結」(精神的な伸びやかさが失調)

「陰虚」(津液血の不足)や「血虚」(血の不足)などに分類しています

 

とくにこの「血虚」の方の便には特徴があり

通常便秘で出たとしても兎糞状のコロコロ便なのです

 

 

実は 月経量が少ない・不順 疲れやすい 顔色が悪い 髪に艶がない

さらには脱毛や不妊、流産しやすい等の訴えで来院される方の多くが兎糞状の便・・・

 

血虚になると腎精(狭義の意味で生殖の精)が損傷し

衝脈(胞胎を主る)任脈(気血を総括)の働きが失調し月経や妊娠出産に影響してしまうと考えられています

 

乱暴に言ってしまうと

不足している血を補い 良い状態の便がでるよう改善することが

不妊治療の第一歩ともなるのです

 

いつものことだから・・と 便秘を軽視してはいませんか

排泄物はからだからの声なき声

メッセージをきちっと受け取り 不足は補い 過剰は取り去って

よりよい返事ができるように鍼灸はお手伝いを致します

 

 

 

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