子どもと悪
河合隼雄氏がなくなってもう5年になるのですね
文化庁長官としての活躍をご記憶のかたも多いと思いますが
ユング派の臨床心理学者です
何度も読んだこの『子どもと悪 今ここに生きる子ども』
再び手に取りました
「子どもは子どもなりに、互いにぶつかり合いながら、相互に切磋琢磨している。
その世界を尊重する気持ちをしっかりと持ちつつ、限度を超えぬ守りとしての役割を
大人が果たすように考えるべきではなかろうか。」
思春期は難しい
それが自立のために必要な期間と知っていても
あの混乱と衝動と孤独をもう一度体験したいとは思わない
でも経験した者として
同じようにつらかったこと
その一線をこえると命に関わり それが生涯にわたって背負う苦しい罪となること
何より君を出会ったときから そしてこれからも大好きだということ を
今ここで 伝えなくてはと思います
「大人が強い壁として立つことは、何があたってきても退かない強さであって、
それが動いて他を圧迫することではない。」
大人は子どもの「悪」と接したときに
問いただし 押さえつけ 排除するのではなく
柔軟さと強硬さをもちつつ
本気で向き合う・・
いま、変革のとき
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