あるがままに
「傾聴」という言葉
震災のあと色々なところで耳にするようになりました
相手の話に耳を傾ける
どうしようもない気持ちを抱えたとき ただ ただ 聴いてもらうだけで 心の安定を得られた経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか
傾聴の技法について語る書物はたくさんありますが
なにより 今ここににいる相手をそのまま受け入れようとする気持ちこそ 大切なのではと考えます
でもその前に
「わたし」についてはどうなのか
ありのままの自分を認め 受け入れているだろうか
無理をして笑顔でいなくてはと思うとき
気持ちを押し込めてはいないだろうか
ありのまま とは 今無理をして笑顔でいる自分をそのままに 認めてあげること
ネガティブな気持ちさえも認め 受け入れる
それだけで気持ちが軽くなるのです
「如実知自心」
聴き手がありのままの自分でいるとき はじめて目の前の友人が語り始めるのです