不妊治療 不妊鍼灸
自然妊娠を希望される方、人工授精や体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)を行っている方 生殖医療に疲れを感じている方や、妊活をより前向きに進めたいと考えている方へ
不妊治療において生殖補助医療(ART)が重要な役割を果たすなか、鍼灸治療はその効果を高める 補完療法として注目されています。例えば、特定部位への刺鍼で子宮や卵巣の血流が促進され、 採卵成績や胚盤胞の質、胚移植後の着床率を向上させるという報告があります。Paulusらの研究 (2002年)では、体外受精(IVF)の胚移植の前後に鍼灸を行うことで妊娠率が有意に上昇したという 結果が示されています。
また不妊治療は、身体に加えて精神的な負担も大きいため、ストレスや不安の影響は見過ごせま せん。鍼灸はストレスホルモンの抑制やホルモンバランスの調整を通じてそれらを軽減します。 Smithらのメタアナリシス (2016年)でも、心身への効果が確認されています。 さらに、子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)など、不妊の一因となる症状に対しても鍼灸の 有用性が報告されています(Lundら、2006年)。
当院では、患者さまの体質や症状、月経周期に合わせた全身調整と、子宮や卵巣への血流を促進 するパルス通電治療を実施しています。さらに、ご自宅でセルフ灸を行っていただき、治療効果を より高めていきます。エビデンスに基づいた施術で、新しい命を授かるお手伝いをさせていただ きます。
コメントを書く